興教大師覚鑁が開創した宿坊『密厳院』
出典:岬を訪ねて三千里
密厳院(みつごんいん)は、弘法大師の教えをついで高野山の中興(ちゅうこう)に尽力を尽くした興教大師覚鑁(こうきょうたいしかくばん)が平安時代後期に開創した宿坊寺院です。
しかし、1140年の内紛により焼き払われたためその後再建、現在の建物は昭和6年に改築されたものです。
ご本尊は金剛界大日如来で、本堂には覚鑁上人像と弘法大師像が祀られています。
山門横にある石童丸物語の哀話で有名な苅萱堂(かりやどう)は密厳院所属のもので、訪れる人が絶えません。
場所は奥の院表参道に近く、メイン通りの国道371号線沿いにあり奥の院参拝に行くのに便利です。
朝の勤行のほかに写経(有料)の修行体験ができます。
☎0736-56-2202