高野山まっぷる

高野山は世界遺産にも登録された弘法大師が開創した真言密教の聖地

平家物語の悲恋の舞台となった宿坊寺院『大圓院』

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出典:トリップアドバイザー

大圓院(だいえんいん)は、平家物語の滝口入道と横笛の悲恋で知られる史跡が残っている寺院で、その物語を描いた絵図が本堂にあり朝の勤行で拝観することができます。

境内には、横笛が入道を慕って鶯(うぐいす)に化身し訪れたと言われる鶯梅や鶯井戸が今なお残されています。

 ご本尊は亡くなった鶯(横笛)を胎内に納める阿弥陀如来像で「鶯の弥陀」と呼ばれています。

延喜年間(901~923)に聖宝理源大師により開創された当時は多聞院と呼ばれていたが、1600年ごろに柳川藩初代藩主立花宗茂の帰依によって法号の大円院殿をもらい、寺名を大圓院に改称されました。

高野山一の橋にある大圓院墓地には、先の大戦の時に出征した第十四期海軍飛行予備学生の慰霊碑「あゝ同期の桜の塔」が建立され、この第十四期会の菩提寺にもなっています。

場所は高野山中心部にあるため金剛峯寺には歩いて7分ほど、奥の院表参道一の橋まで9分ほどと参拝・観光に便利です。

朝の勤行のほかに、写経(有料)と阿字観(有料)の修行体験ができます。